【地学】地球の超巨大火山噴火、マグマの浮力が引き金に
引用元:【地学】地球の超巨大火山噴火、マグマの浮力が引き金に
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1389016963


1:伊勢うどんφ ★:2014/01/06(月) 23:02:43.07 ID:???


溶岩(マグマ)の浮力は、超巨大火山が大噴火を起こす理由を説明するカギとなるとの研究報告が5日、 
英科学誌「ネイチャー・ジオサイエンス(Nature Geoscience)」に発表された。 

 超巨大火山の1つ、米ワイオミング(Wyoming)州にあるイエローストーン(Yellowstone)火山は、 
約60万年前に最後に噴火した際に、1000立方キロあまりの火山灰と岩石を噴出した。 

 2005年に発表された研究によると、この種の大規模な事象では、成層圏まで舞い上げられた火山灰が太陽光を遮るため、 
地球の表面温度は10年以上にわたり、最大で10度低下する可能性があるという。 

 この四半世紀中に起きた最大の噴火は、フィリピンのピナツボ(Pinatubo)火山の1991年の噴火だ。 
それでも火山からの放出物は10立方キロ程度だった。 

 なぜ火山によってこのような違いが出てくるのかを理解するために、スイス、フランス、英国の国際研究チームは、 
火山岩に含まれる鉱物のジルコンを用いて噴火の年代を判定する、火山活動のコンピューターモデルを構築した。 

 またこれとは別に、スイス連邦工科大学(Swiss Federal Institute of Technology、ETH)の研究チームは、 
高度なX線設備を使用して、超巨大火山の下部にある溶岩の密度を調べた。 

 従来型の火山では、火山の活動性が「マグマだまり」、すなわち火山下部にある溶岩の貯蔵所の大きさによって決まることが、 
これらの研究によって明らかになっている。 

 従来型火山のマグマだまりは体積が比較的小さく、下層から上昇してくるマグマよって定期的に補充され、 
圧力が過剰に高くなったところで外部に放出される。放出されるマグマの量はそれほど多くない。 

2014年01月06日 12:16 AFP 
http://www.afpbb.com/articles/-/3006037 

NATURE GEOSCIENCE 
Supervolcano eruptions driven by melt buoyancy in large silicic magma chambers 
http://www.nature.com/ngeo/journal/vaop/ncurrent/full/ngeo2042.html 


9:伊勢うどんφ ★:2014/01/06(月) 23:16:04.13 ID:???


>>1の続き 

■マグマの密度 

 超巨大火山では、マグマだまりのサイズがあまりにも大きいため、マグマの注入だけで加圧されることはない。 
しかしその代わりに、浮揚性のあるマグマが間断なく蓄積され続ける。 

 マグマだまりはまるで「やかん」のように、最初は圧力に抵抗できるだけの強度を保っているが、 
最終的には大噴火によるマグマの放出を経て崩壊してしまう。 

 ETHのウィム・マルフェ(Wim Malfait)氏はAFPの電子メールでの取材に「これまで、超巨大火山のマグマだまりに 
存在するマグマの密度を測定した人は誰もいなかった」と語り、「この密度は重要だ。なぜなら、 
マグマは硬い岩より密度が低く、マグマだまりにあるマグマは、マグマだまりの天井を押すからだ」と指摘した。 

「これは、サッカーボールを手で押さえて水中に沈めるのに似ている。 
ボール内の空気は周囲の水より軽いため、ボールは浮力によって逆方向に押し返される。 
マグマだまり内にマグマが十分に凝集して、圧力が過度に高くなると、超巨大噴火が始まることになる」 

 スイス・仏・英の国際チームの試算によると、最大級の噴火では、3500~7000立方キロのマグマの放出を伴うという。
このような上限値が明確にされたのは今回が初めてだ。 

■予想にはさらなる研究が必要 

 これら2つの研究から、超巨大火山における噴火の頻度を知るための有用な情報を得ることができるのではと論文の筆者らは期待している。 
超巨大火山の噴火は、過去3200万年で23回しか発生していないため、超巨大火山に再度マグマが充填(じゅうてん)され、 
噴火が起きるまでの期間がどの程度になるのかは、ほとんど何も分かっていない。 

 今回の研究は、イエローストーン火山のリスクを理解するのに役立つはずだ。 
それでもさらに多くの研究を重ねる必要があると論文の著者らは述べている。 

 スイス・ジュネーブ大学(University of Geneva)のルカ・カリッチ(Luca Caricchi)助教(火山学)は 
「マグマだまりの縦方向の拡張の評価値を用いて、イエローストーンのような火山系が危険な状態にあるか否かを 
推察することが可能になるかもしれない」と話す 

「だが、火山の噴火を起こす圧力は、多くの要因が関与する相関的要素だ。 
われわれのモデルを用いて何らかの予測を行うのは時期尚早だろう」 



12:名無しのひみつ:2014/01/06(月) 23:25:06.27 ID:4w3NY33s


昔ロシアであったというアレか 

14:名無しのひみつ:2014/01/06(月) 23:30:08.22 ID:hPXul8ut


>>12 
スーパープルームとこれは違うんじゃね? 


※関連
 



17:名無しのひみつ:2014/01/06(月) 23:39:20.37 ID:swgc/2QB


スーパープルームは内核の鉄がモリモリ出てきたやつだろ?あんなの50億年に一回だろww 



18:名無しのひみつ:2014/01/06(月) 23:41:59.06 ID:1pLHevFZ


三畳紀の大絶滅がそれだろ。隕石で恐竜と大型爬虫類だけ滅んだレベルじゃないレベル 



23:名無しのひみつ:2014/01/07(火) 00:40:47.14 ID:XllhIJi2


スーパープルームは地球上に唯一の超巨大大陸時に発生・・・とうる覚え・・・ 



16:名無しのひみつ:2014/01/06(月) 23:34:07.99 ID:vTLApcpH


九州に原発が立地するのは無理だな 

20:名無しのひみつ:2014/01/06(月) 23:42:17.79 ID:W7GMwGs/


>>16 
原発が阿蘇山の火砕流に巻き込まれたらもう誤差範囲じゃね? 


24:名無しのひみつ:2014/01/07(火) 00:42:40.44 ID:KdoObYZ3


>>16 
その場合、当分の間人が住めなくなるエリアは、原発より火山の方がはるかにでかいかと。 




27:名無しのひみつ:2014/01/07(火) 01:45:56.75 ID:W2IiGyyM


隕石 
国家破壊級 1億年に1回 
都市破壊級 千年に1回 

超巨大噴火 
国家破壊級 1-2万年に1回以上 
都市破壊級 2千年に1回以上 

空が10年火山灰で覆われても農業生産ができるような生産体制の整備は日本では必須だろう 
今後の農業は根本から変革したほうが良い 

29:名無しのひみつ:2014/01/07(火) 02:05:28.12 ID:STt6e8J3


>>27 
となると原発が不可欠じゃん。 


32:名無しのひみつ:2014/01/07(火) 02:54:01.28 ID:tQ/kGBTj


>>29 
ならその時に備えて燃料の保全と技術開発が不可欠だろ 
太陽光が遮断されてないのに動かすのは馬鹿 




35:名無しのひみつ:2014/01/07(火) 06:55:48.50 ID:tK9q/6+i


マタイによる福音書 / 24章 

21:そのときには、世界の初めから今までなく、今後も決してないほどの大きな 
   苦難が来るからである。 
22:神がその期間を縮めてくださらなければ、だれ一人救われない。しかし、 
   神は選ばれた人たちのために、その期間を縮めてくださるであろう。 
23:そのとき、『見よ、ここにメシアがいる』『いや、ここだ』と言う者がいても、 
   信じてはならない。 
24:偽メシアや偽預言者が現れて、大きなしるしや不思議な業を行い、できれば、 
   選ばれた人たちをも惑わそうとするからである。 
25:あなたがたには前もって言っておく。 
26:だから、人が『見よ、メシアは荒れ野にいる』と言っても、行ってはならない。 
   また、『見よ、奥の部屋にいる』と言っても、信じてはならない。 
27:稲妻が東から西へひらめき渡るように、人の子も来るからである。 
28:死体のある所には、はげ鷹が集まるものだ。」 
29:「その苦難の日々の後、たちまち/太陽は暗くなり、/月は光を放たず、 
   /星は空から落ち、/天体は揺り動かされる。 

36:名無しのひみつ:2014/01/07(火) 09:13:52.07 ID:pfJwyEVL


>>35 
苦難の日々のあとの方がやばそうだな 




38:エラ通信:2014/01/07(火) 10:06:16.59 ID:HJpe+7Kv


まあ、富士山がやばいかな。 
あの東日本大震災でもほとんど動きがなかった(多少はあったが)ぐらいだから。 

39:名無しのひみつ:2014/01/07(火) 10:29:55.29 ID:0XQhR+Aj


>>38 
いろいろあったぞ、静岡出身だから注目してたが 
震度6の地震とか、箱根の地震が異常に増えたとか、本栖湖の数百だか数十年ぶりの水位低下、 
その反対の静岡側では地下水が異常に吹き出して家を壊すとか 




40:名無しのひみつ:2014/01/07(火) 10:59:04.63 ID:L00SStDd


愛媛の道後温泉直下には日本最大規模のマグマ溜まりのあることは地震波の 
解析などからほぼ確実。 
彼の地はやがて大火山地帯となり巨大噴火を起こすのは間違いないそうだ。 

数十~数百万年後だとさ。 

まあ、今の人類は地球に居ない可能性の方が高いだろ。 



44:名無しのひみつ:2014/01/07(火) 13:51:11.27 ID:jtDZAKpM


トバ湖 


インドネシアのスマトラ島北部にある世界最大のカルデラ湖である。長さ100km、幅は約30km、最大水深530mで、面積は1,000km2に及ぶ。湖中にあるサモシール島は湖面からの比高が450mある火山性のドーム(再生ドーム)。

トバカルデラは、過去非常に長い間の休止期間をはさんで3回の超巨大噴火(破局噴火)によって形成されたと考えられている。まず84万年前にカルデラ南東部から噴火が起きた。これは日本最大だった阿蘇山の9万年前の噴火を超えるマグマ噴出量が500km3に達する噴火だった。次に50万年前にカルデラ北西部で噴火で、噴出マグマ量は60km3であった。最新の噴火が74000年前に起き、マグマ量2800km3に達する超巨大噴火となった。
74,000年前に起きた最新の超巨大噴火は、200万年前に起こったイエローストーンのハックルベリーリッジ・タフ(英語版)を噴出した超巨大噴火(マグマ噴出量2500km3)と並び世界最大級の噴火であった。この噴火で火山灰はインドやパキスタンでは5-7センチ降り積もり、中国南部では数センチの厚さで堆積し、東インド洋やベンガル湾の海底からやグリーンランドの氷床コアからも検出されており、地球の各地に降り積もったことが確認されている。
大量のマグマが噴出した結果地盤が沈下し、トバ湖を形成するカルデラができた。その後、他の多くの大型カルデラと同様にマグマの上昇があり、サモシール島(トバ湖内で最大の島)ができた。トバ湖は世界最大のカルデラ湖である。
現在のトバ湖は上記3つの噴火に基づくカルデラから形成されている。

1949年に、オランダの地球科学者レイナウト・ファン・ベンメレンは、トバ湖が火砕流堆積物の層によって囲まれたカルデラだと報告した。後の調査により、噴火による火砕流は周囲2万平方kmを覆い、中国南部で数cm、インド大陸でも15cmの厚さの火山灰層が報告されている。また、海洋学者によって、東インド洋やベンガル湾でトバ湖にあるものと同じ火山灰が検出された。

http://ja.wikipedia.org/wiki/トバ湖 

トバ・カタストロフ理論 
いまから7万-7万5000年前に、トバ火山が火山爆発指数でカテゴリー8の大規模な噴火を起こした。この噴火で放出されたエネルギーはTNT火薬1ギガトン分、1980年のセントヘレンズ火山の噴火のおよそ3000倍の規模に相当する。この噴火の規模は過去10万年の間で最大であった。噴出物の容量は1,000 km3を超えたという(参考として、8万年前の阿蘇山火砕流堆積物の堆積は600km3であった)。
トバ・カタストロフ理論によれば、大気中に巻き上げられた大量の火山灰が日光を遮断し、地球の気温は平均5℃も低下したという。劇的な寒冷化はおよそ6000年間続いたとされる。その後も気候は断続的に寒冷化するようになり、地球はヴュルム氷期へと突入する。この時期まで生存していたホモ属の傍系の種(ホモ・エルガステル、ホモ・エレクトゥスなど)は絶滅した。トバ事変の後まで生き残ったホモ属はネアンデルタール人と現世人類のみである(ネアンデルタール人と姉妹関係にあたる系統であるデニソワ人がアジアでは生き残っていたことが、近年確認されている)。現世人類も、トバ事変の気候変動によって総人口が1万人までに激減したという。

かろうじて生き残った現世人類も人口減少によってボトルネック効果が生じ、その遺伝的多様性は失われた。現在、人類の総人口は70億人にも達するが、遺伝学的に見て、現世人類の個体数のわりに遺伝的特徴が均質であるのはトバ事変のボトルネック効果による影響であるという。遺伝子の解析によれば、現世人類は極めて少ない人口(1000組-1万組ほどの夫婦)から進化したことが想定されている。遺伝子変化の平均速度から推定された人口の極小時期はトバ事変の時期と一致する。
この学説は6万年前に生きていた“Y染色体アダム”や14万年前に生きていた“ミトコンドリア・イヴ”を想定した学説とは矛盾しない。また、現世人類の各系統が200万年〜6万年の時期に分岐したことを示している現世人類の遺伝子の解析の結果もトバ・カタストロフ理論とは矛盾しない。なぜならば、トバ・カタスロトフ理論は総人口が数組の夫婦まで減少したという学説ではなく、そこまで凄まじいボトル・ネック現象を想定している訳ではないからである。現世人類の遺伝的多様性はトバ事変によって、現世人類の人口が一度減少したことを示唆する。一方で、近年の考古学的研究によれば、インドのとある遺跡では現世人類はほぼ無傷でトバ事変前後の年代を生き抜いているという結果も提出されている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/トバ・カタストロフ理論 



46:名無しのひみつ:2014/01/07(火) 22:58:28.81 ID:9wXhL9rU


新燃岳              0.05 2011年 
雲仙普賢岳           0.25 1991年 
エイヤフィヤトラヨークトル    0.25 2010年 ※北西ヨーロッパに航空混乱をもたらす 
富士山                1 864年 ※貞観大噴火 
桜島                  2 1914年 
有珠山                3 1663年 
浅間山                4 2万年前 
ヴェスヴィオ             4 79年 
ピナツボ              10 1991年 
箱根山               14 52000年前 ※横浜まで火砕流が到達 
大雪山               20 3万年前 
摩周湖               36 7000年前 
十和田湖              56 13000年前 ※青森県の大半を火砕流が焼き尽くす 
白頭山                96 10世紀 
霧島山              100 30万年前 
サントリーニ           100 BC1628年 
屈斜路湖             150 12万年前 
鬼界カルデラ           170 7300年前 ※海底噴火にも関わらず九州の縄文文化滅亡 
洞爺湖(有珠山の本体)     170 10万年前 
クリル湖              180 8400年前 
支笏湖(樽前山の本体)     225 4万年前 ※火砕流が札幌を飲み込んで日本海に到達 
阿多                320 10万年前 
姶良カルデラ(桜島の本体)  450 22000年前 
阿蘇山              600 87000年前 ※火砕流が九州の4分の3と山口県を焼き尽くす 
タウポ湖             1170 26500年前 
トバ                2800 73000年前 ※当時の人類が1万人程度まで減少(トバ・カタストロフ理論) 
ラガリータカルデラ       5000 2780万年前 
イエローストーン       180000 1700万年前 ※現在9000km^3のマグマ溜りあり 
デカントラップ        1400000 6700万年前 ※チチュルブ隕石と共に、恐竜絶滅の要因とされる
シベリアトラップ        2500000 2億5000万年前 ※スーパープルームの跡 生物の約95%が絶滅 
オントンジャワ海台    20000000 1億2000万年前 ※地球史上最大の噴火。海洋無酸素事変を引き起こす 

49:名無しのひみつ:2014/01/07(火) 23:29:29.32 ID:SmRK5EfP


>>46 
桜島は今も凄く頑張ってるぞ。 
迷惑なほど。100km以上離れてても空振が届くほどにね。 


53:名無しのひみつ:2014/01/08(水) 21:06:15.98 ID:bJWJvejU


>>46 
イエローストーンが最強と思ってたが、さらに上が居たのか 




50:名無しのひみつ:2014/01/08(水) 08:33:58.90 ID:Mfk3icUX


滅多に起こらない上に、起きたら手の打ちようがない 

超巨大噴火を心配する前に、まず日本は、戦後本格的なプリニー式噴火を経験していないから、 

そこを心配するべきだろう 

北海道駒ヶ岳の昭和噴火からもう85年も経っている 

そろそろ「次」がどこかであってもおかしくない 

55:名無しのひみつ:2014/01/09(木) 10:16:05.21 ID:SwFN+Bqu


>>50 
手の打ちようがないでは化学の意味がないから 
各国で金を出し合って、「化学合成食料・飼料」の製造法を 
研究すべきではあるまいか? 

または「非光合成藻類」かな 

油はオーランチオキトリウム 
蛋白はクロレラの酢酸栽培で何とかならないこともない 

サツマイモの研究が役にたつかもしれないね 
弱い光でよく育つそうだから 

原潜型原発で発電して、サツマイモを電照併用で栽培して 
下水などで栽培したオーランチオキトリウムの油で揚げれば 
地球の気温が10℃下がるほど日照が減っても 
トバカタストロフの時ほど人口は減らないだろ 

肉とはしばらくお別れだろうけどな 




51:名無しのひみつ:2014/01/08(水) 12:55:36.34 ID:2OmyjDVS


ブリニー式噴火といえば次は北朝鮮の白頭山のような気もするなぁ、、、 



33:名無しのひみつ:2014/01/07(火) 05:02:14.25 ID:j3/8IM2l


トバ湖「そろそろ本気出す」